シコウスル森思考と試行の実験林

シコウスル森のなかま

第10話「鳴りやまない呼び鈴」

冬。深い雪の谷で、丸太の家の呼び鈴が、毎日鳴ります。 屋根の雪、凍った水路、なくした手袋。タヌキくんたちは頼まれるたびに飛び出し、薪割りは「明日、割るよ」のまま。 四日目の朝、薪が尽きました。今度は、タヌキくんとキツネくんが、よその家の呼び鈴を鳴らす番です。 考えて、やってみる。やってみて、また考える。 急がないけれど大事な仕事が、ある朝いちばんの急ぎになって返ってくるお話です。